ミネラルって身体に必需、どう作用しているのだろう?
公開日:
:
最終更新日:2018/04/16
日記
今日も私自身の勉強です。ミネラルって身体にどう効果しているの
だろう?服部スクールの服部先生からの話からです。
ミネラルは、ビタミンとともに、体の機能維持や調整に働く栄養素
なんですね。つまり、体の潤滑油のような役割を果たしている栄養素
です。骨格をつくりカルシウムや、赤血球形成に重要な役割を果たす
鉄などがミネラルの代表格とのこと。
私たち日々の食生活でミネラルが不足すると、老化減少を加速させる
ような症状が現れてきますので注意しましょうとのこと。身体の調整に
欠かせないミネラルなんですね。
さて、ミネラルの種類は?
・カルシウム
・リン
・鉄
・カリウム、ナトリウム
・マグネシウム
・亜鉛
・銅
・その他のミネラル(イオウ、マンガン、よう素)
以上、大きく分けて8種です。以下順に説明しますね。
まず「カルシウム」からです。
体内のカルシウムの約99%は歯、骨を作っています。残りの1%は、
血液や筋肉に含まれ、出血時に血液を固めたり、筋肉をスムーズに
動かす働きをしています。また、神経の伝達機能を清浄に保ち、興奮を
抑え精神を安定させる働きもあります。
過剰なストレスがあると、体外に排出されてしまうこともあります。
特に成長期の児童、青少年には欠かせません。また、成人も積極的に
摂取することにより、骨粗鬆症の予防になるとのこと。
[特徴]
・ビタミンDやタンパク質と一緒に摂取すると吸収効率がよい。
・イライラを解消する効果がある。
[欠乏症]
・神経過敏、イライラする、キレやすい。
・不整脈、骨粗鬆症など。
[カルシウム多く含む食材]
桜エビ、乳製品、ひじき、もめん豆腐、がんもどき、小魚、
海藻類、モロヘイヤ、小松菜など。
次に「リン」です。
カルシウムと同様、骨や歯を作るほか、細胞膜を構成したり、
エネルギーを貯える働きがあります。
[特徴]
・大量摂取するとカルシウムの吸収を阻害する。リンは食品添加物に
多く含まれるので、加工食品に頼りがちな人は摂取のバランスに
注意ですね。
[欠乏症]
・歯槽膿漏、骨が弱る、筋肉の力が落ちるなど
[リンを多く含む食材]
乳製品、煮干し、ワカサギなど
次に「鉄」です。
体内にある鉄の量は、約4グラムですが、そのうち約65%は血液中に
存在しています。赤血球のヘモグロビンの成分として、酵素を体全体に
送り届けるという重要な働きをしています。
さらに、、酵素を活性化させる成分として、エネルギーを生む手助けを
しています。女性の約半数は、潜在的な鉄の欠乏状態にあるともいわれて
いるので、積極的に摂取しましょうとのこと。
[特徴]
・女性は欠乏気味。積極的に摂取しましょう。
・ビタミンC、たんぱく質と一緒に摂取すると効果的。
・疲労回復、成長促進効果もある。
・サプリメントによる過剰摂取には注意。
[欠乏症]
・貧血、集中力・思考力の低下、肩や首筋のコリなど
[鉄を多く含む食材]
ひじき、レバー、油揚げ、小松菜、ほうれん草、魚介類など
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次に「カリウム、ナトリウム」です。
人間の細胞膜の外側にはナトリウム、内側にはカリウムがあり、
バランスをとりながら体の水分量や濃度を一定に保っています。
このバランスが崩れると、むくみや高血圧の原因となります。
カリウムは、ナトリウムを体外に排出して、血圧上昇を抑制する働き
があります。また、カリウムには筋肉の働きをよくする働き、ナトリウム
は神経の刺激伝達作用の働きがあるとのこと。
[特徴]
・カリウムは血圧を正常に保ち、腎臓の老廃物の排泄を促す。
・カリウムは水に溶けやすいので調理に一工夫を。
・ナトリウムはカリウムとともに細胞の浸透圧を維持する。
・食塩は1日10グラム未満の摂取が望ましい。
・野菜、果実でカリウムをとると高血圧予防に効果的。
[欠乏症]
・カリウムの欠乏は知覚を鈍らせる。また、高血圧、不整脈などの
原因となり、心不全を誘発する場合もある。また、夏バテしやすくなる。
・ナトリウムの欠乏は脱水症状、日射病、熱射病を起こしやすくなる。
また、血圧が低下し、腎臓の機能が弱くなる。
[カリウムを多く含む食材]
干し柿、アボカド、さつまいも、ほうれん草、インゲン、枝豆、納豆、
ひじき、カツオなど
[ナトリウムを多く含む食材]
食塩、梅干し、漬物、コンソメソースの素など
次に「マグネシウム」です。
人の体をつくっている細胞の呼吸などの化学反応を助ける働きを
するのが酵素です。マグネシウムは、その約300もの酵素の代謝合成に
関与し、体調を整える働きをしています。
また、カルシウムとバランスをとりながら、筋肉の収縮を促します
から、不足すると手足のふるえが起こることがあります。ほかに、
神経の興奮を抑えたり、代謝や合成にも関わっています。
カルシウムとのバランスが大切な性分で、カルシウム2に対し、
マグネシウム1を摂取するのが理想です。精神を安定させたり、心臓の
筋肉の働きを滑らかにするなど、重要な役割を果たしています。
カルシウム以上に不足しがちな性分なので積極的にとるように
しましょう。
・・・ふるえが起こるなんて、アル中みたいになるのかな?
[特徴]
・イライラを解消し、精神を安定させる。
・体温や血圧を調整する。
・心臓の働きを助ける。
・水洗いにより流出してしまうので調理法に注意。
・牛乳や乳製品、アルコール、ストレスなどによって吸収を阻害
されるので、食事の組み合わせに注意。
[欠乏証]
・イライラしやすくなる。
・不整脈、心臓発作を起こしやすくなる。
[マグネシウムを多く含む食材]
アーモンド、カシューナッツ、落花生などのナッツ類、大豆、
納豆、海藻類、アサリ、玄米など
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次に「亜鉛」です。
細胞の働きを正常に保つとともに、細胞組織の代謝に欠かせない酵素の
働きを活性化させるのに不可欠な栄養素です。DNAやたんぱく質の合成に
重要な役割を担っており、皮膚の新陳代謝の促進、傷の回復を早める
効果などがあります。また、免疫機能を高め、感染症の予防やホルモンの
活性化にも働くとのこと。
[特徴]
・味覚・嗅覚を正常に保つ。
・ビタミンCとともにコラーゲンの合成に関わる。
・新陳代謝や成長に欠かせない成分。
・性機能の維持
[欠乏症]
・成長生涯、情緒不安定、味覚障害、髪が抜けやすくなるなど。
[亜鉛を多く含む食材]
かき、ホタテ、ウナギ、レバーなど
次に「銅」です。
銅には、鉄の吸収を助ける働きがあります。また、コラーゲンの生成にも
関係しており、骨や血管を丈夫にします。メラニン色素をつくる酵素の
働きに欠かすことができない成分で、不足すると髪や皮膚に脱色が
見られることもあります。動脈効果や骨粗鬆症、慢性関節リウマチの
予防にも役立つと言われています。
[特徴]
・鉄の吸収を助け、貧血を予防する。
・骨や皮膚を強くする。
[欠乏症]
・白髪がふwる。
・皮膚の色が悪くなる。
[銅を多く含む食材]
えび、たこ、いか、納豆、ゴマ、クルミなど
次に「その他のミネラル」です。
[イオウ]
たんぱく質(アミノ酸)の構成要素として体の組織を作る働きをします。
[欠乏症]皮膚炎の原因に、爪がもろくなる。
[イオウを多く含む食材]肉や魚、卵、牛乳など(たんぱく質を含むもの)
[マンガン]
骨の形成に不可欠な栄養素、疲労回復に効果があるほか、血糖を下げる
作用がある。
[欠乏症]疲れやすくなったり、骨の発育不良を引き起こす。
[マンガンを多く含む食材]玄米、アーモンド、大豆など
[ヨウ素]
成長や代謝を促す甲状腺ホルモンの性分として欠かせない栄養素。
[欠乏症]疲れやすくなる。甲状腺腫など。
[ヨウ素を多く含む食材]ワカメ、昆布、のりなど
しかし、ミネラルって直接だったら食べれないような(身体に入れても
大丈夫なの?)ものまで、色々あるんですね、驚きです。勉強になりました。
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