「がん」になりにくい食生活・食材
公開日:
:
最終更新日:2018/04/16
日記
全米癌学会国際シンポジウムに発表された、癌を遠ざける食材の
3種ということで新説です。
大豆を幼少期に多量に摂取した女性は、乳癌発症リスクが低い
ということ
これは、米国立癌研究所(U.S. National Cancer Institute, NCI)
のLarissa Korde博士らが、アジア系米国人の女性1,563人を対象
として調べてわかったものです。
このうちの約3分の1の597人が乳癌を発症しており、これらの人に
ついて、幼少期の大豆の摂取量について分けたところ、週平均2食
以上食べたグループでは、週平均4分の1食しか食べなかった
グループに比べ、乳癌発症リスクが58%低いことがわかりました。
また、同様に、思春期および成人期でも、大豆食を多く食べる
グループでは、乳癌リスクが25%低かったそうです。
大豆の消費量が多いアジア人は、乳癌発症率は米国人の4分の1以下
なのですが、このアジア人が米国に移住すると、わずか3世代で米国人
の乳癌発症率となってしまう事が知られています。即ち、乳癌になり
易さは、人種差によるものではないということ、食生活が重要で
あろうというわけですね。
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大豆食では何故、乳癌が起こりにくくなるのかということですが、
大豆に含まれるイソフラボンにエストロゲン様の保護作用があり、
若年期に多く食べると乳房組織の発達に変化が生じ、そのため発癌
になりにくくなると考えられるとのことです。
次に魚を多く食べる男性は大腸がん、女性は腎細胞癌の発症リスク
が低いということ
これは、ハーバード大学のMegan Phillips医師が、22,071名の男性に
ついて調べた結果により分かったもので、週5回以上魚を食べる男性は、
週1回以下しか食べない男性に比べて、大腸癌(直腸結腸癌)になる
リスクが40%も低いということです。また、女性に関しては、魚を
多く食べると腎臓がんでもっとも多い腎細胞がん(renal cell
carcinoma)が44%低下するとのことです。
そして、ビタミンEを多く摂ると、肺がん発症リスクが低いということ
コロンビア大学のFrederica P. Perera氏がおこなった、タバコ喫煙者
280人を対象とした研究によると、ビタミンEの豊富な食事を摂って
いる人は、喫煙に起因する様々な癌の発症リスクが低いことが
わかりました。
ビタミンEの血液中レベルが高い人では、白血球の酸化ダメージが
少ないことから、がんの発生率を低下させると考えられるとのこと。
ただし、残念なことにこのビタミンEの効果は男性のみで、女性では
そのような効果は認められずとのことです。ビタミンEにより起こる、
GSTM1と呼ばれる解毒遺伝子の活性化は、男性だけに起こるための
ようです。
いかがでしょうか? このようにがんの発生と食事とはかなり密接に
関係している結果から、今一度自分の食生活を見つめ考えて
みましょう!
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