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やってくれますねTPPその2・・・ほか6話

公開日: : 最終更新日:2018/03/18 日記

やってくれますねTPPその2 2015-02-03

夢を見ました、今後の農業です。夢の始まりは、眼下の大阪城からです。
かって不落の城と言われた豊臣大阪城、その要(かなめ)は2重の大きな
外堀。
その外堀、家康の陰謀により失った、そしてついに落城。


城と城を守る二重の外堀を我が国の農業に置き換えたらどうだろう。
城は我が国の農業、2重の外堀は関税とJA全中。これにより、農産物の
安心・安全が保たれてきたと言って過言ではないだろう。


今、喫緊の課題となって、強く政府が推し進めている、
・JA全中の持つ指導・監査権の廃止
・農業委員会の縮小
・関税を取り崩すTPP

JA全中の持つ指導・監査権の廃止は、各(個別)JAが競争力を発揮して、
生産力を高める、品質を上げる、世界を目指すものだとしている。

だが、国内は別に食糧難ではない、むしろデフレで価格が下がっている
ことに農民は困っているのだが、
何で貿易自由化とか世界を目指すとか
になるのだろうか?のカラクリ。


JA全中の指導・監査の脱権は、結局のところ聖域とされていた農業の
部分について、
株式会社が主体化となる構図では?。


自由に株式会社が新規参入ができ、土地も買えるようにする。となると、
好き勝手に農地がいじられるをセーブする農業委員会はたん瘤(こぶ)。

メスを入れて、委員の減少により弱体化させる構図。

新規者参入により、古来農業者は社員、物言わぬ農民、ブラック会社誕生
多々も。
まあ、同じ民族ならまだしも、拍車がかかる。外資系も参入
出来るということ。


我が国の農地を取得して、さらにJAの行ってる流通・加工の部分にも
外資系が。
これがTPPの先の目論見(もくろみ)のような?


外資系が入れば、安い賃金の外国労働者が多々、古来農業者の働き口は
無くなる? 
たまりませんなあ。価格の競争が激化、消費者は大いに
助かるだろう。


しかし、食の安全性は破壊だね。ビジネスの利欲拡大にあたって、農業
部分は新規参入の規制の壁があることを怒った財閥。
結びつく政府に
規制解除しろと操作する構図、影に財閥、怖いね!


まあ、現実ってこんなもんだって。カラクリはとてもシンプル。
私どもはよく思考を働かせ、騙されたフリして騙されないようだね!



5万トン、やってくれますねTPPその3 2015-02-04

アメリカとのTPP事前交渉、米(コメ)5万トンの譲歩。
「しがらみ」とは怖いものですね。お付き合いしなければならないし。

ひとくちに5万トンと言ってもピンとこない。
農家が出荷(玄米)するコメ1袋は30kg。
この換算でゆくと、166万袋となる。膨大な数だ。

さて、この「しがらみ米」5万トンにより、国内のだぶつきは益々
深刻化する。
政府の考えた「とんでも策」、備蓄米での調整である。


備蓄米?聞いたことあるかも。国家非常時の備蓄米総量は100万トン、
毎年20万トンずつ補充(JAより買い入れる)して、
5年目の古くなった
コメ20トンを飼料用米など非主食用として、市場に放出するというもの。


一時期、非主食用のはずが、学校給食用にも出回ったよう、あるいは
今も? 
この制度に5万トンを上乗せの25万トンとして、放出サイクルを
5年から4年に早める、
備蓄米100万トンの枠はそのままという相殺案。


ところが、アメリカ米は市場に、国内米は備蓄用に政府が買い上げる
という。何で? 
普通、国内産が市場に優先ではないだろうか。


そこには、ある陰謀が?
安いアメリカ米、高い国内産米、安ければ消費者は助かる、誰もが納得
する単純な理窟での優先順位としてるようだが、
これは、米農家の命と
いうべく、米価格の安定崩落を招く序章と考える。


市場で低価格の実績がでれば、その後は何を言おうが根拠となり、根拠
とする。
5万トンの相殺案、見た目もスッキリで政府の方、さすが
アッタマいいとなる。


実は一時しのぎのカラクリ、4年後に量(余剰量)が問題化すること必須。
さらにはTPPも4年後はもっと進化してるだろうし、その時は法改正で、
JAも農民も何も言えない状態になってるかもよ。

追伸 TPP交渉の中には、遺伝子組み換え(GM)食品の表示の撤廃も
盛り込まれているよう。


これは、ちとヤバいんじゃないかい!

ミニマムアクセス米 2015-02-06

世界の関税貿易一般協定(GATT)による多角的貿易交渉、ウルグアイ
・ランド。
現在124の国が参加しているという。


1993年の合意により、日本は約780%の高関税で外国産米の輸入を制限。
780%は驚きだが、これにより国内の米作農家を保護することができた
んだね。


代償として、一定量だけは低関税(ノー関税かな?)の輸入を義務づけ
られたミニマムアクセス米。
俗にいう政府米、現在は年間77万トンの
輸入量という。


先日まで、TPPの5万トン増をブログに書いたが、ベース的数値はこれ
なんだね。
余談だが、国では、課せられと言ってるが、これは義務
(努力)なんだね。


何故か、これを目一杯果たしてる、りっぱだねえ。この輸入米が、結構
問題を起こしている。
平成20年、工業用となる事故米を一部米穀業者が
食用として転売した事件があった。


事故米は残留農薬、発癌性物質を含まれるため非食用の工業用(糊とか)
とするもの。
これが、全国食品会社、酒造会社、菓子製造会社等で食用
として使用され、大きく社会問題となった。


この事件は、この年だけでなく、以前から継続されていたというから驚き。
卵焼とか加工食品が、学校給食用としても多く出回ったんだね。
ミニマムアクセス米なる77万トンは、アメリカ、タイ、オーストラリア、
ベトナム、中国から入っている。
あやしい国が並んでるなあ。


このうち半分のシェアをアメリカが占めている。アメリカの圧力が
掛かっているんだとか。


圧力どうのは、別にして、問題は高いコメを買っているということ。
他国(タイ・ベトナム産等)との価格差に見立てると毎年100億円以上
になるとか。


しがらみ、付き合いで買ったアメリカ米は、購入額より安値で飼料用
などで販売される。
累積赤字は、2013年で2778億円となり、現在も
膨らんでいる模様。


この実態の問題提起は、あまりなされず、知らない国民も多いこと
だろう。
仮に、穴埋めとして消費税増税に至ったということになれば、
国民は騒いだことだろう。


ここで履き違えてはならないこと。国内の農家を守るための赤字がツケ
となって増税? 
違う! 米(こめ)は、国内産だけで十分足りるのに、

受け入れざるを得ない諸外国とのお付き合い、努力義務を早々に目一杯
受け入れてる実態。


安心安全のリスクを承知で受け入れてる実態、圧力(アメリカ)に屈して
シェアを拡大、割高のコメを買ってる実態、
何ゆえにこうまでして、
不利な展開をするのだろう。


何かあるなあ、そうそう、マイカーの洗車をしなければ!
商品のようにワックスをかけ、ピッカピカにしなければ!



マッサンのウイスキー 2015-02-07

たまには、息抜きも必要。散髪がてらお酒の買い出し。
ビール党の私だが、たまには別物を、頭の中にカロリーの低いお酒は?
の想いがあった。


焼酎かウイスキーだろうな、どっちかと言うと、色の着いたお酒が。
ならばウイスキー、そう思いつつ、お酒のコーナーを覗いた。
次に思ったのが、マッサンのイメージ、選ぶならニッカで。

サントリーの銘柄が並ぶ横に、ニッカの銘柄を見つけた。
販売者はアサヒビールなんだねえ。

その中、瓶の首に回す帯に、マッサンとリタの物語のロゴ、
その下に、竹鶴政孝(ニッカウイスキー創業者)とリタ(妻)の姿、
初号ブラックニッカ復刻版なるものを見つけた。

数量限定、今買わなければ、後は手に入らないかも、迷わず買い物カゴ
に入れた、そっと横にして。
価格(1480円に消費税)も私を後押しした。

次にスモークチーズ、その横に並べる。

これだけで十分なのだが、何故か草加せんべいにも手がのびていた。
心ウキウキしながら夜を待つ、家内は夜勤。なるほど、スモーキーな
味わいだ、度数43%、割らずにストレート。


ピートとスモーキーフレーバー、薫り高きまろやかな味、それにモーク
チーズ、実によく合う。
小さなグラス浅めの1杯が、もう1杯、さらに
もう1杯。


竹鶴とリタ、夢に生きた男がいた。夢を支えた愛があった。
の添え書きとともに、、
味わいが深~く、五臓六腑に染みわたった。




本当にご苦労さま 2015-02-08

ミニマムアクセス(最低輸入機会=MA)米の輸入の何故?が農業関係
新聞に。
77万トン輸入のシェア半分が何故米国なのか?

米国と日本の農水省による密約のためとあった。

当時の担当者(AとNにする)の言い分、

A(米国):日本政府が米国産米を半分買うことを提案した。
約束は文書ではなく口頭だったかもしれないが、日本政府の明確な約束
と受け止めた。
明確に日本側から輸入米の半分を米国に差し出したのが
真相だと証言。


N(日本):当時、どれだけMA米を減らせるか、日米で厳しい交渉を
しており、
その最終盤で米国産米を半分買ってもよいという提案はした
と証言。


提案の部分については一致、ただし「密約」の合意については、
両国政府の捉え方が違い真相は闇のようだ。

A:日本政府が約束に反すれば報復の対象になると考えている。
N:シェア保証は交渉過程で浮かんだいくつかの取引材料の一つで、
結果として、
MA米の数量が米国の要求通りに押し切られた時点で両者
の約束とはならなかったと理解する。


そう言いつつも、ここ20年間、MA米の輸入は、米国に約半分のシェア
を保証してきたことは確か。
米国米は日本市場に、安定した米を販売
する優遇策を享受してきたことは確か。


しわ寄せをくった、オーストラリアや中国ほかは、不明朗な取引だと
して異論あり。
今年のTPP交渉に、米国から特別枠で5万トン追加の提案。
やってくれますね。
日本側では、さらに減反の推進。我が国政府も
やってくれますね。


ここではらんでる事情、国が輸入する際に、政治的配慮から特定国の
米を優遇していることを認めれば、
国際的な問題になりかねない懸念が
あるということ。ヤバイですね、だから密約。


MA米は半分以上が飼料と援助(海外食糧援助用)に回るという。
農水省の試算では、50万トン飼料に向ければ200億円、援助に売却は
450億円の損差となっている。
タイ米に比べて8割以上も高いんだとか。

まあ、タイ米も(過去に残留農薬、発癌物質の検出・事件など)安心
安全面は怖いところでもあるが。


さて、政府では国内の減反政策、思いやり輸入、じつま合わせ?に
忙しい。
私に言わせれば、小学生でも解る、理不尽なこと、国会に持ち
込んで、やれこれやって、時間と無駄な税金を使ってるとしか思えない。




性格不一致 2015-02-09

男脳、女脳は構造が違うという話は中年も過ぎた頃に知った。
遅かりしという思いだった、理解していれば紆余曲折人生もシンプル
だったはず。
研究が進んで、若い世代から知ることが出来る今が
羨ましい。


承知して事に及ぶと、知らずに及ぶでは、結果は大部違うからである。
日常生活にしろ、仕事にしろ、恋愛にしろである。相手の思考回路が
見えるから。


我がヘッドの中、右脳・左脳あり、それぞれの役目も、義務教育で
教わった、
が、それ以上はなかった。


男と女、脳の構造の違いである。
それゆえ次元の違う感情の持ち方、思考が発生するということ。

男性の脳神経は前後への結合が強く、女性の脳神経は左右への結合が
強い、
この脳構造の決定的違いにより、男性は理論的で、情報を処理
したり、
空間を把握したり、決断、集中が得意。逆に、人の表情や感情
を読み取るのは苦手。


女性は感情を読み取ったり、共感するのが得意。
情報処理や空間把握、決断は苦手で、集中よりも、ながら処理が得意。

故に、男は、え?結局何が言いたいの?とか思うこと多々。
故に、女は、なんでこの気持がわからないの?とか、全然、話を聞いて
くれないんだからと感じること多々。


逆にこれがあったから、お互いに興味深々、子孫繁栄があった、男も
女も同じだったら、とうに人類は滅びていただろうとの学説に頷ける。


また、離婚原因の「性格不一致」の「正当」理由も。
別れる決断をする前に、こうした男女の違いを知っていれば、結果は
違っていたかも。


見守る、見計らう 2015-02-10

准組合員とJA
農業者等、耕作面積や農業従事日数ほか、JAごとに定款でその基準の
条件を満たす、
これが正組合員。


農業者以外でも、正組合員同様JAごとに定めた一定の出資金を払えば
加入できる、
これが准組合員。


先のJA改革、政府の打ち出した案の一つに、准組合員の制度を除くが
盛り込まれた。
強く反発するJA側、これは当然であろう。


山里地域(言い方失礼、ご容赦)、農家以外の住民でもJAに頼る生活
構造となっているからだ。


例えば、燃料(灯油、ガソリンなど)、食品など生活必需品の補充に
JAは要(かなめ)。
利益を求める民間企業は、おいそれと店舗など
構える訳がない。


政府の机上の案としか思えない乱暴なこの案、今回は見送る方向が
固まったという。
かたや、全中の監査から公認会計士に基づく案は
調整が続いてるという。


一体どうなりますことやら、固唾をのんで見守るばかり。今日明日、
大雪とのこと、除雪攻撃のタイミングを見計らってる私。

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