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お隣でも・・・ほか9話

公開日: : 最終更新日:2018/04/17 日記

お隣でも 2013-06-05

牧草の過繁茂は、私の所だけではないようだ。
お隣でも、昨日から牧草刈りが始まったが、
やはり、悪戦苦闘している様子。

バックしては、同じ所を繰り返しで刈ったり、
トラクターの動きも超低速。
1日で、終わる作業も、間に合わなかったとみえて、
今日、早朝から、刈り取りしている。

田んぼの水を見にゆく途中、手を上げて挨拶。
モアーの円盤が高速回転するキーンという金属音?のせい
だろうか?今朝は、カモの姿、ネズミ狩りする猫の姿、共に無し!!




見返り猫 2013-06-06

ビニールハウスで育てていた、稲苗の成長をカメラに収め記録
していた。今年は、早めに外気を入れたから、苗株がガッチリ
しているぞ、などと思いながら。


ふと、後ろをみると、道路を歩いている、どこぞやの三毛猫。
ついでに、撮ってやろうとカメラを向けるのだが、
ポーズを取るでもなく、目の前を何食わぬ様子で通り過ぎてゆく。
あまりに悠然とした姿に、シャッターチャンスを逃す。

せっかく、向けたカメラのフェンダーには、後ろ姿のみ。
おい、こらッ、猫!!・・・タメ口で呼んでみる。
三毛猫は、立ち止まった。そして、首だけまわし、私を見た。
なんじゃ、ワシは忙しんじゃ・・・という、いぶかしいような顔。

その気迫に、たった1枚だけパシャ!
猫は、私に尻を向け、また悠然と立ち去って行った。

夜、農作業の記録写真をパソコンに入力し、整理していたら、
あの三毛猫も、しっかりピントされ収まっていた。
こうして見ると、振り返りのポーズが、結構、様になっている。
縦の細い瞳、白いヒゲ、三色まだらの毛なみ、しなるシッポ。

家内に、どう?この振り返る猫は。
家内曰く、見返り猫だね!
はあ、そういう言い方もあるんだよな。

さっそく、デスクトップの画像とした。
今日も、パソコンの電源を入れれば、この見返り猫が最初に現れ、
何か用かい?と言ってくる。


珍工夫 2013-06-07

我が家の田んぼに崖田が4枚ある。
崖田とは、下の田んぼとの落差が大きい田んぼを言う。
毎年、その傾斜地の草刈りが、とても難儀である。

汗して、休み休みで草刈りをする。
上から、届く所まで下を刈り込んで、
下からは、田んぼに入って、下から刈り上げる。
平地の田んぼであれば、1回で刈り取り出来るのだが、
最低、3回繰り返さなければ、仕上げれない。

何とかならないかと、思いながらも、毎年代わり映えしない
刈り方。だが、今年は、ちょっと閃いた。

草刈機の取っ手の角度を、傾斜地側に傾けて変えてみた。
こうすることによって、取っ手は水平となり、刃先は傾斜に平行
するので無理な作業姿勢を取らなくてもいいのではないかと?

取っ手の下にある、止めネジを緩めて、角度を動かす。

さて、試運転ならぬ、試し作業。
最初は、草刈機の刃先が傾斜地の土に食い込み土埃を上げたり
の連続。やはり、これもダメかなと思いながら、作業を続けて
いると、いつしか、使い方の要領が身に付くものである。

すると、面白いように、作業がはかどって来た。
すくい上げる動作も、とても楽!
取っ手の角度を調整するだけで、こんなにも違うのだ。

珍発見、そして珍工夫であった。



洗車 2013-06-08

本当に久しぶりの洗車である。
小屋の下屋を車庫としていたのだが、
土埃で、白い愛車が、すすけたように黒くなっている。

軽自動車を運転している家内が、荷物が入らないから私の車を
使うと言う。土埃まみれの車を、このまま運転されては堪らない。

誰ぞやに見られるこの車、誰ぞやに見られる運転者。
だからピカピカ?に

何と申しましょうか、男の見栄ですかねえ!

マスコットトラクター 2013-06-09

我が家に、年代物のトラクターがあり、現役で活躍中。
このトラクター、それなりのクセがある。
2気筒独特の甲高い、タンタンタンというエンジン音。
変速ギヤも多少重く、カチッカチッと鋼鉄の音?を出して入る
独特の感触。


しかも変速ギヤを入れ替えるときは、律儀にH字型に動かさなければ
いけない。生半可に、X字型にでも動かそうものなら、変速ギヤが
噛んで動かなくなる。単なる変速操作だが、相当?に神経を使う。


馬力は以外とあり、走らせるとこれがまた早い。
タンタンタンからターーというエンジン音に変わり、
ハンドルをヨタヨタと震わせて、風を切る?がごとく疾走する。
キャスター角、キャンバー角が狂っているのだ。
まあ、農作業には特に支障はない。
トラクターに、こんなスピードが必要なのかと思うくらい不思議な
性能。


あちこちガタがきていることは否めない。
しばらく動かしていると、ラジエターからは、蒸気が出て、はては
液まで吹き出す。まるで汗をたっぷりかいて、頭から湯気を出して
いる人様のよう。


こんなシロモノだが、長年使っている愛着感だろうか?
作りが単純で、騙しがきくからだろうか?
レトロと趣のあるクセに魅せられているからだろうか?
たま~に文句も言いながら、手放しもせずに使用している。
我が家の、マスコットトラクターといったところ。

誰?金がないから、買い換えれないだけの話だろーって言う御仁は!

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新しもの好き 2013-06-10

我が郷土、全国的に有名なお祭りも、つい先日終わった。
このお祭り、雨は降らないのジンクスがあり、天気予報の曇り
マークも何のその。さすがである。


我が家でも牧草の乾草作り、乾草入れも終わった。
ヤレヤレである。

田んぼに、追肥した。
あれまあ、雑草のノビエが、いつの間にやら伸びている。
今年も、雑草との格闘の時期がやってきましたなあ。

小屋の2階から、エンジン付きの除草機を降ろし、手入れをする。
2サイクルエンジンのプラグが湿気っている状態。
そう言えば、昨年はエンジンがくすぶりぎみだったなあ。
プラグの番数を1番上げたものに交換。
これで、プラグも狐色に焼けて、エンジンは快調となるはずだ。

今日は天気もいいし、涼しいうちに、早めに田んぼに入ろうと
気持ちが勇む。


さて、朝食時。
耳の遠い父親が言う。
今日、農機具屋がラップマシーン(牧草を白いビニールでラップ
する機械)を持って来る。一緒に説明を聞いてくれ!


ええっ、私の予定が・・・。
まあ、いいか!
新しもの好きで、機械を運転するのが楽しみな父。
子供遊びのようにいじり、飽きれば私に譲ってくるのだから。

それにしても、ちょっと、私の勇足にブレーキでしたなあ!!

ギヤボックスのバネ 2013-06-11

今日は、乾草の梱包と運び方。
父は、ロールベーラー、
私は、フロントローダー、
手伝いに来た弟が、トレーラー、
それぞれのトラクターを運転して作業が進む。

我が家の、マスコットの年代物トラクターも大活躍。
タンタンタンと2気筒独特のエンジン音を出しながら、大きく重い
ロール乾草を満載したトレーラーを牽引して、ビニールハウスや
ワラ小屋に運んでいる。


作業の中盤に差し掛かった頃であろうか?
このマスコットトラクターの変速ギヤが噛んでしまった。
バックは出来ない、前進のみの状態。
大回りのUターンをしたりで、何とか凌ぎ、この日の作業は終了。

皆がいなくなり、木陰に置かれたこのマスコットトラクター。
噛んでしまったギヤを直すべく、作業に取り掛かった。
ところが、ギヤボックの蓋を取り外した途端!
ギヤのスライドを、カチッカチッと押さえるバネが、ギヤボックス
の底にボッチャン。


あれまあ! ギヤボックスには、潤滑油がたっぷり。ギヤが所狭しと
並んでいて、底に手が入る隙もない。磁石を針金の先に付けて、
やってみたりもしたがダメ。


困った、何か方法はと思案する私。
代用品を作ればいいんじゃないの?と閃く。

早速、バネ作りが始まった。
ビニールで被覆された針金を40センチ程の長さにカット。
5寸釘にクルクルと隙間をつくらず巻きつける。
これを、4本。

あとは、台所のガス台でビニールの被覆を焼く。勿論、換気扇
を回して。ビニールの被覆が焼けると、キッチリ巻いた針金に
ちょうどいい隙間が出来る。つまり、この隙間がバネになると
いう仕掛け。


さらに、針金も赤くなるまで焼く。そして、水を入れた容器に
ボッチャン。ジューと音をたて、針金は急速に冷やされる。

つまり、焼入れ。軟鉄から鋼鉄に変え、バネの機能を持たせる
ためだ。


翌朝、このバネをセットして、ギヤボックスの蓋をしっかりボルト
で固定し、早速試運転。カチッカチッと変速ギヤが収まった。

バネが少し弱いかな? まあ、いいか、これで良しとしよう!
この失敗を、誰にも言わずに、何食わぬ顔の私。

この日の作業で、父がこのトラクター、妙にギヤが抜けるなあ?!
と一言。あっ、そうかい?と、知らん顔の私。こっそりと、また、
バネを追加して何食わぬ顔の私。その後、不思議?と順調に動いて
いる、このトラクター。


父の頭に、また1つ?(クイッションマーク)が増えた事で
ありましょう。どんど晴れ!!


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カラスの文句 2013-06-12

ピンポイント予報では、1日晴れとなっている。
しかし、ここは、何故かどんよりとした曇り空。
鉛色に重そうなお空から、今にも雨つぶが落ちてきそう。
気温も、風ありで、多少涼しいぎみ。
たま~に、こういうのも清涼感があっていいものだ。

父母は、好天が続き過ぎたといって、雨が欲しいと願っている。
野菜畑は、水気もなくパサパサ。土埃さえ舞っている。

お空を見ていると、庭の柿の木に、枯れ枝を嘴につまんだカラスが
とまっている。ギャ、ギャ言いながら、何か作業している。巣でも
作るつもりか?と見ていると、つまんだ枯れ枝をポタリと地面に
落とした。そして、何ごとも無かったように飛び立っていった。


な~んだ!
飛び立つときに広げた羽に、枯れ枝がぶつかって邪魔だったのだ。
ギャ、ギャと騒いでいたのは文句!だったんだ。

遠足の案内 2013-06-13

孫を預けている幼稚園から、親子バス遠足の案内が来た。
娘夫婦は、都合で出れない。
家内も、仕事で無理。

お鉢は、私に回ってきた。
時は、27日火曜日。
晴れれば、動物公園
雨が降れば、子供の森とやら。

バス3台の予定で、大人数の遠足。
当日の私は、娘から渡されたお弁当、水筒、おしぼり、敷物、
着替え等々持たせられて、あとはカメラを首にぶら下げ、孫と
ご父兄さんにほんろうされている私がいることでしょう。


その前に、家内を出席させようと、どうか、休みを交代して
もらってくださいと汗して、説得している私でもありました。




爪が取れた 2013-06-14

痛々しいテーマである。
頭に除草機の、と入れればホットするだろうか?
田んぼの両側の除草を終えて、
いざ、中央の稲筋に入った途端、バキッといういやな音。
と、同時に、泥の中に硬いものを踏んでいる感触があった。

何だろうと思い、腰をかがめて拾い上げる。
何と、除草機の回転盤にある、熊手のような爪であった。
台座ごと欠けて、取れたのである。
金属疲労と称するものであろう。
長年使っていたからなあ。

この田んぼだけは、何とか終わろうと、そのまま作業する。
ポコポコと上下する、除草機。
まるで、カエルみたいな動作で面白い。
どうにか終了させる。

我が家に持ち帰り、確認と修繕方法を見極める。
爪をはさみ、回転する6角型の2枚の盤はしっかりしていたので、
この盤に、ブリキをビス止めして、爪を取り付ける台座を作る。
両脇をしっかりと固めてという戦法。
ブリキの台座に、爪を固定する穴を開け、しっかりとネジ止め。
ガッチリと固定された。
これでいいはず!

田んぼに持ってゆき、試運転。
スムーズに進む。
取り付けた台座の強度も、特に問題はないようだ。

オーケー、オーケー!
我ながら、見事な発車オーライでしたなあ!

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