ホニャララ(その2)・・・ほか9話
公開日:
:
最終更新日:2018/04/17
日記
ホニャララ(その2) 2013-10-04
2階から籾を落とす担当
籾摺機と玄米状況を確認する担当
玄米積み上げ担当
家内、父、私がそれぞれ担当
準備が整い、いざスタート
ところが、籾殻が玄米に混ざる
ゴムロールの締め具合を調整するも、なかなか減らない
そのうち、ゴムの匂いが立ち込める
急遽、籾摺機をストップ
中を開けてみると、ゴムロールが、とても熱くなっている
細かいゴムカスが落ちている
昨年と一昨年使用したので、ゴムが劣化していたんだね
新品と取り替える
この間、約30分のロス
やはり、このゴムロールだけは、勿体がらずに定期的に交換して
いた方がいいようだ。それからは、順調、順調
私の担当する玄米の皆掛け重量は30.5kg
紙袋の紐を結び、8段に積み上げる
2時間も積み方をやっていると、さすがに汗と疲労感
早く終わらないかなという気持ちと
いっぱい取れてくれという気持ちが交錯
実に勝手なものである
そうこうしているうちに、今日は、籾摺り
昨日から、籾摺機をセット
すっかり、掃除して収納したはずだか、
いざ、取り出してみると、中からゴミが出てくる
ねずみの悪戯とおぼしきゴミまで
セットし終わって、試運転
錆びた音はするものの、どうにか動くことで、セットは終了
夜には、玄米袋に年度、住所、生産者名のスタンプつき
本番の今日
スタッフは3人
2階から籾を落とす担当
籾摺機と玄米状況を確認する担当
玄米積み上げ担当
家内、父、私がそれぞれ担当
準備が整い、いざスタート
ところが、籾殻が玄米に混ざる
ゴムロールの締め具合を調整するも、なかなか減らない
そのうち、ゴムの匂いが立ち込める
急遽、籾摺機をストップ
中を開けてみると、ゴムロールが、とても熱くなっている
細かいゴムカスが落ちている
昨年と一昨年昼時間
やれやれで一息つく
ホニャララ(その3) 2013-10-05
今日は土曜日
孫がやってきた
なっちゃん登場である
おじゃまします!
元気な掛け声で、遠慮なく居間に入ってくる
迎える暇もない
その元気の良さ
あっけに取られる
勉強しに来たか?
からかってみる
夕べとっくに終わったよ!
さっそく、私の席に座り込み陣取る
目当てはパソコン
すっかり乗っ取られ、今日のブログはいつになることやら!?
ホニャララ(その4) 2013-10-06
籾摺りが始まって、1回目が終了
そして2回目、最後の籾を乾燥機から排出
スロワのモーターがブーンと音を立て
乾燥機から籾がシャーーと放物線を描き小屋2階の床に堆積する
モミは円錐形の山となる
綺麗なコニーデとなって、まるで富士山のようだね
堆積の限界がくると、表層雪崩のように円錐形の山の裾野に広がる
裾野が広がると、また一段と高くなる
それの繰り返しが続く
収穫した籾が織り成す芸術?
24石容量の乾燥機、満杯の籾が排出される結構な時間
感慨にふける
ここまで来るのに、色々な過程があったなあ
種まき、田植え、除草機掛け、雑草取り、稲刈り等々
間もなく、私の農作業も終わるなあ
いや、まだまだ
これから、稲わらの収納、田起こしが待っている
シャーーからブーンの音色に変わった
排出の終わったスロワの軽いモーター音が
さあ、働け働けと私をせき立てているようだ
ホニャララ(その5) 2013-10-07
新米の定義って、初めて知った
お米の生産農家なのに
いや、お恥ずかしい
国の基準をみると
新米は収穫された翌年の10月31日までをいう
その後は古米であると定めている
ついでの話しだが、「新米」という「表示」は
収穫された年の12月31日までに精米され包装したもので
年明け以降に精米したものは表示できないということ
呼び方の期限
表示の期限
あるんだねえ・・
ところで、私はねえ、いつでも新米状態!?
貯冷庫で玄米を低温保管
12°の温度は、ちょうどワインのベストな保管温度
ついでに、ワインを2~3本入れておく
そしてねえ
米びつあるでしょう
これも、冷蔵庫式になっているものを使用
常温にさらされることなく
徹底した低温管理
友人に言い聞かせると、呆れかえるほどのこだわり
まあ、いいんじゃない
自分で作ったものを、一番美味しく食べる
一つくらい贅沢があっても
新米の定義って、初めて知った
お米の生産農家なのに
いや、お恥ずかしい
国の基準をみると
新米は収穫された翌年の10月31日までをいう
その後は古米であると定めている
ついでの話しだが、「新米」という「表示」は
収穫された年の12月31日までに精米され包装したもので
年明け以降に精米したものは表示できないということ
呼び方の期限
表示の期限
あるんだねえ・・
ところで、私はねえ、いつでも新米状態!?
貯冷庫で玄米を低温保管
12°の温度は、ちょうどワインのベストな保管温度
ついでに、ワインを2~3本入れておく
そしてねえ
米びつあるでしょう
これも、冷蔵庫式になっているものを使用
常温にさらされることなく
徹底した低温管理
友人に言い聞かせると、呆れかえるほどのこだわり
まあ、いいんじゃない
自分で作ったものを、一番美味しく食べる
一つくらい贅沢があっても
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ホニャララ(その6) 2013-10-08
何言ってんだよ!
何やってんだよ!
その口達者ぶりに、驚き
おたおたする私
私の、おたおたぶりを
大きな声で真似て、大きな声で笑い
助手席から、わたしの腕を、じゃれるように小突く
大人ではない
大人のような仕草をする3歳の女の子
さすが、都会っ子?
片や1歳半になるその妹
チャイルドシートの体験がない
ギャーと爆発したような泣き声
必死の抵抗に手こずる
先月、26日から30日まで、娘が東京から里帰り
孫2人を連れて!
Mステーションまで迎えに行った、帰りの車の一コマであった
途中で上の子の長くつを買うからと寄った西松屋
下の子も欲しいと激しく駄々
都会っ子って、こうもはっきりとしているのかと・・
久方の再会に、成長の驚きと言うか何と言うか
それに比べて、こっちの孫は、どこかモッサリ
いや、おっとり
どうにかこうにか我が家に着いて
明日の稲刈りの準備があるからと、爺婆に引き継ぐ
こうして、この日から騒々しさが始まり
こうして、この日からブログ中断の日々が始まったのでありやんした
ホニャララ(その7) 2013-10-09
土曜日の早朝
東京のムコ殿がやって参りました
金曜日の仕事を終え、夜行バスで
到着は翌朝
迎えはいいですとのことで、S駅から歩いて我が家へ
1時間近く掛けて自転車通勤しているという彼にすれば
20分程で着く距離は朝飯前だったのだろう
私は朝一番から、前日分の中途乾燥の籾を排出していた
ふと時計を見ると7時
もう、来ている頃と、何げに台所を覗いたら
案の定、家族と食事中
家のチャイムを鳴らしたであろうが
乾燥機の機械音でムコ殿の到着も気付かなかった
あれ!まあ!いつ着きました?
これが、約1年半振りに会うムコ殿に発した最初の変てこな挨拶
普通、よくいらっしゃいましたと言うだろうに
ムコ殿は田んぼに稲刈りを手伝うという
いやあ、悪いねえと神妙に言いつつも
にんまりと期待していた私
作業着や長靴は、前日に奥方が着用したものを拝借して
細身の彼には着れたのだった
ただ長靴だけは窮屈だったろう
ムコ殿が孫の相手やら着替えやらする間に
私は一足先に、コンバインでノロノロ田んぼに向かい作業開始
そのうちアパート住まいの息子夫婦もやってきた
そして、孫2人を連れたムコ殿も田んぼに登場
さっそく、稲わら立て
うむ、息子夫婦はなかなか手際良い
ムコ殿は、へっぴり腰ながらやる気は満々
私も、今年最後の稲刈りだと思うと力が入る
この日は、快晴で稲刈り日和
イナゴ取りなどして遊んでいる孫たち
そのうち下の子は、田んぼの稲わらの上でうたた寝
稲わらの感触と稲わらのほんわかとした芳香がとっても、気持ち
良かったんだろうねえ、都会っ子が、自然との触れ合いでうたた寝、
いいんじゃないかい、おもちゃのわら布団でも作ってやろうかい?
スタッフに余裕があるところで、息子にコンバインの運転を伝授
難しい隅っこの借り方は私がやって、中程の直線刈りをやってもらう
数年前に買い換えたコンバインを運転するのは初めて
まあまあ、運転のセンスはいいんじゃない
息子の嫁さんが、あら、あなた運転出来るのと茶化していた
昼食をはさんで、午後3時前には終了
収穫祭とかけて、息子の嫁さんに買い物を頼んで、小屋で炭火
バーベキュー、ムコ殿一家、息子夫婦、爺・婆と私の9人程で焼肉、
刺身に舌包みをうつ
夕方にもなると、保育園帰りのこちらの孫と娘、会社帰りの家内と
さらに人数も膨らんで、蛍光灯の下、庭を駆け走り回る5人の孫たち
賑やかなこと、賑やかなこと
この日は夜も冷え込まず、戸外での団欒はとてもとても楽しかった
ですねえ
ホニャララ(その8) 2013-10-10
稲刈りが終了した翌日
バーベキューの翌日
楽しみにしていた、地区の山車祭り
ところが、孫2人の体調不良につき、
東京のムコ殿一家は、自宅待機
何とも残念
爺・婆のみ、山車祭り会場へ
舞台があって、芸能があって、その場でズーッと鑑賞している
分にも全然飽きない、ポカポカ陽気でもあるし
腹が減れば出店が一杯あるし
ということで、迎えの時間を決め、
私どもは、自宅にて昨日の宴会?の続き
東京のムコ殿一家、こちらのムコ殿一家が集い
家内は会社へ追いやり?
焼き鳥、寿司折り、刺身を肴に
賑やかに談笑
こうして、稲刈りの疲れを癒したのでありやんした
ホニャララ(その9) 2013-10-11
30日の月曜日、ムコ殿一家帰宅
朝にMステーションまで送る
直の帰宅ではなく
途中で、お世話になった人の家に寄るのだという
気を付けて!
東京にも遊びに来てください
挨拶を交わして、見送る
東京にも遊びに来て下さいの言葉に
何だっけ、あの居酒屋?
思い出せない
家に帰り、手帳のメモを見る
そうそう、久弥だ、久弥
生前の森繁久彌があしげく顔を出したという店
上京したら、そこで、また皆で飲みたいな
夕方6時頃に
着いたと電話があった
やれやれ、やっと終わったな
家内と二人で、静粛さに浸る
家の中がガランとしたからといって
淋しいとか特に思わない
あの賑(にぎ)やかさ、まだ頭にこびり着いているからだ
今あるのは、心地よい静粛である。
さて、かねてより入学していたパソコン教室をひも解くとしよう
翌日は、遅れを取り戻すかのように、家の中で缶詰になっている
私でありやんした
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ホニャララ(その10) 2013-10-12
ちょっと酷なお話
爺様が、飼っている肉牛の黒毛和牛
出産の日程が、大部遅れている
約1ヶ月過ぎても、出産の兆候なし
この間に、獣医さんが、おかしい、変だと何度か訪れた
今日もやってきた
牛小屋で爺様と獣医さんが何やら、高声で・・・
私は、コンバインの清掃をやっていた
爺様が、ちょっと手伝ってくれと言う
牛舎に行くと、獣医さんが奮闘していた
子牛が死んでるというのだ
死後1ヶ月ほど、親牛のお腹に身ごもっていたようだというのだ
死んだ子牛を引っ張り出すも、中々出てこないというのだ
獣医さんの簡単な説明に事情を察した私
さっそく臨戦態勢に入る
10月にしては真夏日のような暑い日、かくして真昼の決闘?
が始まったのであった
獣医さんと、2人で子牛の前足に絡ませた鎖を引っ張る
が、短くて踏ん張りが効かない
何度、やっても同じ
ロープを足しましょうと獣医さんに提案、小屋から持って来た
ロープを鎖に繋ぎたす、足場が確保でき、引っ張る力も増したはず
だが、やはり出てこない、2人の力では、何ともならない
それでは、トラクターで引っ張りましょうと獣医さんに提案する私
そうしましょうと獣医さん
トラクターを小屋の下屋から出し、親牛の様子が解るようバックで
引っ張る位置につける、延長したロープを、トラクターのフロント
に結びつける
はい、ゆっくり引っ張ってくださいと獣医さん
副変速機を1速に入れ、超スローで注意深くバックする私
ロープがピンと張られると同じく、四足で一生懸命に踏ん張る親牛
獣医さんからストップがかかる
子牛の頭の向きが、前足に乗らず、中で横に曲がっているという
尻から奥深く手を入れ、頭の位置を確認する獣医さん
そして最終手段とばかりに、乗ってきた車から、輪になった
ワイヤーを頭に掛けた
はい、ゆっくり引っ張ってくださいと獣医さん
再度、超スローで注意深くバックする私
頭の先が出てきた、出てきた、あともう少しと叫ぶ獣医さん
さらにバックすると、前足と頭が出てきた
ここまで来れば、あとは自然に出産するはず
獣医さんから指示された訳ではなかったが、私はトラクターを
緩めるようにストップさせた
親牛の立ったままの姿勢から、子牛はするりと抜け落ちた
毛がふさふさで、開かれたつぶらな瞳は、まるで生きているよう
だった、しかも、牝牛であった
とても残念がってる爺様、そのうち顔を覗かせた婆様も
まあ、
親牛は、どうにか無事だったのが、せめてもの幸い
あきらめるしかない
その後は、紙袋に入れて、丁重に埋葬
大変な出産を終えた親牛、
そして、事情を知らない親牛は、我が子が居ないとばかりにモウ、
モウと鳴いていましたねえ
ホニャララ(その11) 2013-10-13
土曜日夜7時41分
長雨が続いた日々、久しぶりに見る星空
星空に移動する旅客機の赤い翼端灯、フラッシュする追突防止灯が
見える、旅客機は北から南へ向かっている
少し離れた位置に、並行して追尾するようにもう1機
2機の旅客機からはジェット音も聞こえない
かなりな高高度なのだろう
高度1万メートルとか、1万2千メートルとか
つまり、10kmとか12kmとかの高さだ
よく飛ぶもんだなあと感心する
星空の中に、遠く、静かに移動する赤い光、白くフラッシュする光
不思議とばかり、見とれている私
そして満点の星空に
あしたは晴れそうと心がつぶやく
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