藤圭子にハマる・・・ほか３話

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藤圭子にハマる　2016-07-05

カラオケの練習しなくちゃあ。
先月は腰痛で休んだ仲間の飲み会。
今月は必ず出席しなくちゃね。

てな訳で、何曲かカラオケの予習開始。
「矢切の渡し」私の十八番。
ユーチューブで検索。

勿論、細川たかしバージョンである。
はて？ 藤圭子が目に付いた。
ハスキー、ドスのきいた声を思い浮かべる。

年も同年。親近感あり。ただ亡くなっちゃったんだよな。
どないかな～？ 興味本位で聞いてみる。
鳥肌がたった。凍りついたね。

この曲、女性陣ではちあきなおみが一番いいなと思ってた。
はるかに凌いでるような歌声。感情の表現。
全然ちがう。何なんだ一体。

日本人形みたいなはっとする美人。
容姿から想像できない歌声の迫力。
すごいギャップである。

八代亜希とかともちがう。
声が深い。ハリがある。
頭の奥までずんずん入ってくる不思議。

引き込まれるように他の曲も色々聞いてみる。
どの曲もベース音とマッチングして心地よく飽きない。
腹に響くベースに負けない声量。すごい！

歌声に酔いしれると同時になぜだろう？
私の青春時代が走馬灯となって駆け巡る。
こんなこと今まであったかしらん？

聴けば聴くほどへッドホーンのボリュームが高くなる。
頭の中はベース音と藤圭子の歌声でガンガン。シビレましたねえ。
おかげで就寝は午前2時！ なんて。

鳥肌！ 強烈なインパクトにこのハマリは当分続きますな。



ヤフオクでチェンソー　2016-07-06

世界が絶賛するチエンソーが2つ。
ハスクバーナ社はスウェーデン、
スチ－ル社はドイツに本社を置く。

我が国でも林野庁御用達という響きがいい。
林業、造園関係者の憧れのチェンソーではないだろうか。
これを持つことにより「プロ」に箔が付くとでも言おうか。

私にはあまり縁のないチェーンソー。
のこぎり、電動のこ、ジグソーで普段足りるからだ。
こんななか、にわかにチェンソーなるものに興味を持った。

電力会社に電柱の移設をお願いしたのがきっかけ。
移設予定地から次の電柱に配線するには、
支障となる大きな杉の木があった。

幹はば約40センチ、4～50年ぐらいは経つ杉だろう。
切るには勿体無いような一本杉。
しかし、杉葉が牧草畑に落ちて大変でもあった。

じじ様から確認すると切ってよろしいとのこと。
返事の裏には畑に落ちる杉葉に
自分も手を焼いていた様子が伺える。

幸い杉の木は電力会社で切ってくれるという。
製材する長尺にはカットしてくれるという。
だが、引き取り買い取はしないとのこと。

だからこれを処分するには自分でやるしかない。
そのためにはチェンソーが必要だろうという訳。
荒地と化した田んぼの雑木処分もあるしね。

数あるメーカーのなか、この2社に着目。
長い歴史のなかで培われたメカ、そして頑丈さ。
世界の林業界を支配してると言って過言ではないチェンソー。

歯（バー）の長さは40センチから50センチがいいだろう。
中間をとって45センチだね。排気量は50ccクラス。
この長さと馬力があればチエンソー製材にも使用できる。

新品は20万円前後。しょっちゅう使う訳ではない。
中古品でいい。中古で十分。
重厚でいぶし銀みたいなメカの味もあるし。

中古品でいいとなればやはり「ヤフオク」だろう。
数多く出品されてる中から選ぶ楽しさもあるし。

ハスクバーナもいいがスチールが好みだなあ。
名前からして鋼金（はがね）みたいなイメージがいい。

ハスクバーナはオレンジ一色のかたまり。
スチールはオレンジに白のツートン。
出品もスチールが多い。選びがいもあるしね。

こうなれば、何故か遊び感覚だね。
予算は3万円ってとこかな。
この予算ではかなりの年代物となるのは覚悟。

自分でいいなと思った品は入札者が一杯張り付いてる。
40人なんていたらとても落札は無理。
根気よく入札者の少ない品物、
また既決価格の表示されてる品を探す。

既決価格がその品の代金の目安となる。
私のコツとしては既決価格どうして比較検討する。

説明の丁寧なもの、写真数の多いものがいい。
それと送料の目安が明記されてるものは助かる。



ヤフオクでチェンソー(その2)　 2016-07-07

スチール026プロの競合する品2点を見つける。
スタート価格が22000円と28000円のもの。
写真を見た限り同じぐらいの汚れと傷具合。

決め手は製造年月日。
2年の差がある。勿論高いほうが年代が若い。
相応の価格設定とみた。

ターゲットは絞った。
この品、既決価格は4千円高い。
入札終了時間はあと5時間と迫っていた。

入札者はゼロ。これは落札出来る感がする。
既決価格設定のリスクはあるがギリギリまで待ってみる。
ひとつのカケだね。

30分前。私は動いた。
スタート価格で入札。
現在あなたが最高額入札者ですのメッセージが届く。

ほどなく、
おめでとうございます、落札ですのメッセージがきた。
よっしゃよっしゃでこの日は深夜で就寝。

翌日、
かんたん決済のクレジットカードに出品者口座に振り込む。

大阪の方で個人。消費税はゼロ。会社組織ではこれに消費税がかかる。
送料は郵パックとのことで1600円と安い。
すべて目論見どおり。

数日後の朝、発送しましたのメッセージあり。
品は夕方に届いた。こんなに早く届くの？ 驚き！
ダンボール箱から包装材につつまれたチエンソーを取り出す。

本体からチェーンバーは取り外してある。
組立が必要だね。
それにしても油にまみれたオガ屑が付着して汚い。

こんなんで果たして動くのかいな？
不安がよぎる。

まずは、清掃から始まった。
圧縮空気で吹き付けるとオガ屑がごそごそ出る。
現物渡しとはいえも少し掃除してよこせや！

1時間ほどかけて、小ざっぱりさせる。
さすが年代物。まあこんなもんでしょう。

あらかじめネットのPDFから印刷した説明書を見ながら
組みたて作業開始。割と簡単に進む。
続いて作動チェック。

チェーンブレーキは利く。
25：1混合燃料補給。チェーンオイル補給。
説明書からエンジン始動方法を確認。

旧型ゆえ強制的に燃料をエンジンに送る装置はない。
ただひたすらスターターグリップを引っ張るのみ。
チョークをかけたりもどしたりしながら。

48.7ccエンジンはさすがにキックバックも強い。
スターターグリップがエンジンの反動で戻される。
本当にエンジン掛かるのかな？ の不安。

10回ほど引っ張ったろうか。
エンジンが唸りをあげた。チョークをもどす。
何とも力強いスロー回転。迫力がある。

左手で前ハンドルを握り、右手で後ハンドルを持つ。
格好はいっぱしのチェンソーマン。
生まれて初めて構える動作に感動。

敏感に反応するエンジン。
スローや高速回転も安定している。
チェンソーオイルも出ていることを確認。

型は古いがシケには強い～俺のチェンソーよ～♪ なんて満足。
出品者あて品物は届いたとヤフオクナビを通して連絡。
評価も非常によいとのコメントを入れてこの取引終了。



暖まくら片付け　2016-07-09

暖まくら。
暖かくて寝心地良さそうな名前。
とても熟睡出来そうな気がする。

実はこれ、ビニールハウスで使うもの。
昼寝にでも使うのかい？
からかいの声が聞こえる。

違う違う。
育苗のさい、苗箱のまわりを囲むやつ。
幅15センチ長さ1.8メートルぐらいの大きさ。

透明な材質。ポリ製かな？
箱型になっていて地面にかぶせるようにして使うんだね。
動かないように長めの鋲で土に止めこの箱型を連結させる。

ちょっとした秘密兵器みたいなもの。
端の苗がうまく育たない。
日中窓を開けるため外気が直接かかるためだね。

この短い苗により田植機には向かない。
切り取るか、手直し補植用にしか使えない。
これを防ぎ均一の苗箱をつくるために欠かせない。

まあ、特に使ってない農家もあるけどね。
我が家では使ってから5年は経つかな？
それなりの効果があり満足している。

今年使い終わってから1ヶ月半、やっとこさ後片付け。
ビニールハウスの隅っこに置いていた暖まくら。
涼しい小屋に運び、タオルで1枚1枚土を拭き取る。

水洗いは長尺でフニャフニャしていて洗いずらい。
高圧洗浄機では軽さゆえまくらが逃げてゆく。
乾タオルで拭き取るのが一番いいようだ。

付着してるのは乾いた土だから簡単に取れるしね。
時々タオルの端をもってバシバシッと叩きホコリ落とし。
その度に、ゴホゴホと文句（むせる）がでる。

そんなこんなで約2時間。
ダンボール箱に整理して入れ小屋の片隅に保管。

そうそう、太い針金で作った手作り鋲は廃油にさっと浸して
錆止め処置をして空き缶に入れ一緒に保管。
関係する部品は側に置かないと探し回ることになるから。

ほんとよ！
1年に1回しか使わない代物。
みごとに置き場所忘れちゃうんだから。

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