さて、どんな服装で行こうか・・・ほか2話
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最終更新日:2018/04/16
日記
さて、どんな服装で行こうか
しでも、若く見られたいは女性ばかりではない、
私今日は、元職場OBの新年会、家にこもりっきりの毎日の中、
久しぶりの外出らしい外出、普段着ではままならない、
少だってそうだ。
変わりないようだねとは社交辞令の挨拶言葉、
その中で、おっ、若くなったんじゃない? なんて言われると、
お世辞にしろ嬉しいもんです、
いかに健康管理してるかの証だからね。
冬になって座りっぱなしで、
腹を膨らみと背中の丸みが気になるというもの、
それを隠す服装は大事だ、で、何を着ようか? となる訳、
大した服を持ってる訳でなし、あれこれコーディネートを試みる。
暖まってない部屋のなかで、鏡みながら脱いだり着たり、
なかなか決まらない、いい加減、寒くなってくる、
最初から構えて、ストーブ付けながら、ゆっくりやればよいものを、
結局は自分で決めれず家内に見てもらう。
この情けなさに、自分に言い訳、
野郎視線はどうでもいいんだ、婦人目線が大切なんだ、
だからアドバイスを受けたんだなんて、私だけだろうか?
鼻の下、伸ばして、夜の巷(ネオン)あれこれ巡らせてる私に、
家内のリサーチが冴える、つかさず牽制のお言葉、
無駄使いしないよう、私、迎えに行くから、
ホテル(会場)の出口がいいかしら? だって。
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さて、どんな服装で行こうか(その2)
OB会では日本酒を飲みすぎた、日本酒は後から効いてくる、
案の定、この日の酒飲み、いつになく早めのリタイア、
ラーメン食べて、珍しく家内に迎えを頼んだで終了。
OB会の話題は、やはり健康管理、
会話の切り口が、元気そうですね、どんな過ごし方してましたか?
こう問えば、当たり前の話だろう、
自分なりに参考となるところが、多々あった。
カラオケは、やはり、ド演歌が我々世代には向いてるのか、
がぜん、元気に何曲も歌いだす豪奢もいた、
いい趣味?を持って健康法としているのだろう。
繁華街に流れて、久かたに寄ったお店、
ここのママさんはれっきとしたシャンソン歌手、
明後日には東京で公演するという、相変わらず忙しくしてるなあ、
カウンターには、新しいCDが追加されていた。
童謡の特集である、あれまあ、童謡もやるんだ?
私は元々童謡を歌ってたのよ!
そうかあ、俺は新しいジャンルでも切り開いたかと思ってたよ。
おいおいという間もなく、強引に私の隣に座ってきた、
何のことはない童謡の歌詞の意味深について、語りたかったのだろう。
ふ~んそうかナルホドー、今、記憶にはないんだよね、
その頃には相当酔いが回っていたようだ、
CDを聞かせてくれたのが記憶に残ってるような。
1軒目にして、ギブアップ、弱くなったものだ、
いや、そうは思いたくないのだが、健康管理を意識した今、
抱えカバンに入ってたCD、童謡の癒し、これも健康法? 精神的な。
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さて、どんな服装で行こうか(その3)
シャンソン歌手でもあり
童謡歌手でもあるスナックママさんの曰く話し、
酔っていたせいもあろう、記憶が断片的で要旨を覚えていない、
これでは、次に逢った時には失礼だろうの思い。
CDの曲名から、いくつか調べてみた、
説は色々あるが、意味的には結構、悲哀の歌ばかりだった、
中にはちょっと怖いかな?と思うものもある。
◆雨降りお月さん雲の影
なぜ花嫁が一人で雨の中、
傘をさしてお嫁にいくのかの意味がよくわからない。
花嫁は死んでしまった娘のことで
天国に一人で旅だつ様子を描いているとか。
◆しゃぼん玉
作者の長女わずか7日で亡くなってしまう。
生まれてすぐに消えた我が子、
哀切の思いをもとにしたとか。
◆赤とんぼ
作者の時両親が離婚することになり、以降母親とは生き別れ、
祖父に養育されも、その家の子守り奉公の姐やに面倒を見てもらう、
その姐やも15歳で嫁にいった、ときの印象を歌にしたものとか。
当時の農家は赤貧のため口べらしもあっての子守り奉公はごく普通、
しばらくして嫁いでいったわけだが、嫁入り先の農業労働力として、
その後の姐やも働きづめの一生を送ったんだろうは何ともモノ悲しい。
◆十五夜お月さん
父親は破産、母親は病死、一家は離散といった状況、
この歌が作られたころには、こうした旧家の没落が珍しくなかった、
この幼い姉妹の行く末を思うと切なさがこみ上げてくる。
◆叱られて
親元から離れ、
遠くの名家へ奉公へ出された子供の心境が歌われているとか。
◆花嫁人形
うれしいはずの結婚式で、花嫁はなよめなぜ泣くのだろうか?
作者の母親がモデルとも、
母は大きなお店の看板娘で、京人形のように美しかった、
母15歳の冬、駆け落ち同然で父の元に嫁いだ、
父は作家を夢見る20歳の新聞記者、この時の情景は、
金襴緞子の帯・・をしめて嫁ぐでもなく、
文金島田に髪・・結ゆうこともなく、母は父の元に嫁いだのだった。
くらしは楽ではなかった、それでも幸せだった、しかし苦労がたたり、
小さな子供を残したまま母は28歳の若さで病没した。
昔、人は亡くなったら人形に魂が移ると言われていた。
「花嫁人形」に託し、ただ子供たちの成長を、
空から見つめることしかできなかったを歌ったとか。
◆野菊
「野菊の墓」の民子に捧げる詩でもあるんだとか。
◆浜千鳥
親を捜す子千鳥の淋しさ、悲しさを訴えるこの歌詞、
孤独な生い立ちを過ごした作者は、
『浜千鳥』の作詞を通じて不遇な過去を精算し、
思い出へと昇華させようとしたんだとか。
◆みかんの花咲く丘
思い出す人物が母であるものと、姉であるものの2種がある、
最初は母が主人公、
当時、戦争で母親を失った子供も多かったことに配慮し、
姉であれば嫁いでいった姉のことを、
思い出していると解することもできるとして、
当初の歌詞を改変してるんだとか。
◆月見草
人間は、一人で生まれて死んでいく、
でも、あなたのまわりには必ずあなたを見守ってくれている、
人、もの、魂、暖かい心があるんだ。
強がるな! 人は一人では生きれないんだ、
助け合おうといっているように思えるのです、
とは、愛唱者のお話。
◆中国地方の子守唄
原曲は岡山県のある地方で歌い継がれてきた子守唄だとされている、
この地に生まれ育った声楽家が幼時に母親が歌ってくれた子守唄を、
師事した大先生の前で歌ったところ、
心を動かされ先生が独唱曲に仕上げたんだとか。
最後に・・童謡、子どもの頃から慣れ親しんだ大切な歌でもあるはず、
お母さんといっしょに歌ったり、幼稚園で、
無邪気に明るく歌っていたあの作品、この作品、
意味を知るとあまりにも悲哀の歌ばかり、何ゆえに?
正直、子供には意味を教えられないかなーなんて。
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