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さて、何を着ていこうか(2)・・・ほか4話

公開日: : 最終更新日:2018/03/17 日記

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さて、何を着ていこうか(2)  2016-01-24

OB会では日本酒を飲みすぎた、日本酒は後から効いてくる。
案の定、この日の酒飲み、いつになく早めのリタイア。
ラーメン食べて、珍しく家内に迎えを頼んだで終了。

OB会の話題は、やはり健康管理。
会話の切り口が、元気そうですね、どんな過ごし方してましたか?
こう問えば、当たり前の話だろう、
自分なりに参考となるところが、多々あった。

カラオケは、やはり、ド演歌が我々世代には向いてるのか?
がぜん、元気に何曲も歌いだす豪奢もいた。
いい趣味を持って健康法としているのだろう。

繁華街に流れて、久かたに寄ったお店。
ここのママさんはれっきとしたシャンソン歌手、
明後日には東京で公演するという。相変わらず忙しくしてるなあ。
カウンターには、新しいCDが追加されていた。

童謡の特集である、あれまあ、童謡もやるんだ?
私は元々童謡を歌ってたのよ!
そうかあ、俺は新しいジャンルでも切り開いたかと思ってたよ。

おいおいという間もなく、強引に私の隣に座ってきた。
何のことはない童謡の歌詞の意味深について、語りたかったのだろう。

ふ~んそうかナルホドー、今、記憶にはないんだよね。
その頃には相当酔いが回っていたようだ。
CDを聞かせてくれたのが記憶に残ってるような。

1軒目にして、ギブアップ、弱くなったものだ。
いや、そうは思いたくないのだが、健康管理を意識した今、
抱えカバンに入ってたCD、童謡の癒し、これも健康法? 精神的な。



さて、何を着ていこうか(3)  2016-01-25

シャンソン歌手でもあり童謡歌手でもあるスナックママさんの
曰く話し。
酔っていたせいもあろう、記憶が断片的で要旨を覚えて
いない。
これでは、次に逢った時には失礼だろうの思い。


CDの曲名から、いくつか調べてみた。
説は色々あるが、意味的には結構、悲哀の歌ばかりだった。

中にはちょっと怖いかな?と思うものもある。

☆雨降りお月さん雲の影
なぜ花嫁が一人で雨の中、傘をさしてお嫁にいくのかの意味が
よくわからない。
花嫁は死んでしまった娘のこと、天国に一人で旅だつ
様子を描いているとか。


☆しゃぼん玉
作者の長女わずか7日で亡くなってしまう。生まれてすぐに消えた
我が子、
哀切の思いをもとにしたとか。


☆赤とんぼ
作者5歳のとき時両親が離婚することになり、以降母親とは生き別れ。
祖父に養育され、その家の子守り奉公の姐やに面倒を見てもらう。
その姐やも15歳で嫁にいった。そのときの印象を歌にしたものとか。
当時の農家は赤貧のため口べらしもあっての子守り奉公はごく普通。
しばらくして嫁いでいったわけだが、嫁入り先の農業労働力として、
その後の姐やも働きづめの一生を送ったんだろうは何ともモノ悲しい。

☆十五夜お月さん
父親は破産、母親は病死、一家は離散といった状況。
この歌が作られたころには、こうした旧家の没落が珍しくなかった。
この幼い姉妹の行く末を思うと切なさがこみ上げてくる。

☆叱られて
親元から離れ、
遠くの名家へ奉公へ出された子供の心境が歌われているとか。


☆花嫁人形
うれしいはずの結婚式で、花嫁はなよめなぜ泣くのだろうか?
作者の母親がモデルとも、母は大きなお店の看板娘で、京人形のように
美しかった。
母15歳の冬、駆け落ち同然で父の元に嫁いだ。
父は作家を夢見る地元の20歳の新聞記者、
この時の情景は、金襴緞子の
帯・・をしめて嫁ぐでもなく、文金島田に髪・・結ゆうこともなく、

母は父の元に嫁いだのだった。

くらしは楽ではなかった、それでも幸せだった。しかし苦労がたたり、
小さな子供を残したまま母は28歳の若さで病没した。
昔、人は亡くなったら人形に魂が移ると言われていた。
「花嫁人形」に託し、
ただ子供たちの成長を、空から見つめることしか
できなかったを歌ったとか。




☆野菊
「野菊の墓」の民子に捧げる詩でもあるんだとか。

☆浜千鳥
親を捜す子千鳥の淋しさ、悲しさを訴えるこの歌詞。
孤独な生い立ちを過ごした作者は、『浜千鳥』の作詞を通じて不遇な
過去を精算し、
思い出へと昇華させようとしたんだとか。


☆みかんの花咲く丘
思い出す人物が母であるものと、姉であるものの2種がある。
最初は母が主人公。当時、戦争で母親を失った子供も多かったことに
配慮し、
姉であれば嫁いでいった姉のことを思い出していると解する
こともできるとして、
当初の歌詞を改変してるんだとか。


☆月見草
人間は、一人で生まれて死んでいく。
でも、あなたのまわりには必ずあなたを見守ってくれている人、
もの、魂、暖かい心があるんだ。
強がるな! 人は一人では生きれ
ないんだ、
助け合おうといっているように思えるのです。とは、
愛唱者のお話。


☆中国地方の子守唄
原曲は岡山県のある地方で歌い継がれてきた子守唄だとされている。
この地に生まれ育った声楽家が幼時に母親が歌ってくれた子守唄を、
師事した大先生の前で歌ったところ、心を動かされ先生が独唱曲に
仕上げたんだとか。


最後に・・・童謡、子どもの頃から慣れ親しんだ大切な歌でもある
はず。
お母さんといっしょに歌ったり、幼稚園で無邪気に明るく歌って
いたあの作品、この作品、
意味を知るとあまりにも悲哀の歌ばかり。
何ゆえに?
正直、子供には意味を教えられないかなーなんて。


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5日前 2016-01-30

突然の訃報、家内は狼狽える、そう実弟が亡くなったのだ。

とても寒い日、休日の家内は私と二人コタツでくつろいでいた。
昼過ぎ家内の携帯が鳴る、はい、私です、どうしましたか?
このやり取り、会社からかな?
休日でも忙しいんだなあと思いつつTVに見入ってる私。

エッ! 家内の声が急に大きくなる、
職場で何か不都合でも起きたか? 聞き耳立てる私。
うん、うん、分かった、すぐ行く、家内の電話が終わった。

弟が亡くなった、今、病院へ搬送されてるんだって、
何っ!、私の声が大きく響く、まさかでしょう。
現場で、同僚が気付いたとき、一人で倒れていたとか。

とにかく、病院へ行こう!
着の身着のままとはこのこと、家の爺婆に留守頼む!の一言、
驚く様子を後に、車中の二人。

冗談であってほしい、嘘であってほしい、
走馬灯のように流れる込んでくる国道のグレー色が重苦しい。
途中、街中の交番に入り、病院を確認する。

切迫した面持ちで病院を尋ねる私。
言わずとも、関係者の方ですか? さすがに警察の方、察知のプロ。
と、同時に、訃報は現実味を帯びた瞬間でもあった。
分かりやすく説明された警官に序(つい)でごと、どんな様子だった
んですか?


個人情報なのでという言葉に、悪しき事件ではないなと分析する私。
車に戻り、通り過ぎた旨家内に告げ、交番からUターン。
説明された最初の信号を右に曲がり、500m程先左に目指す病院が見えた。

駐車に慌てふためく私、どこに止まるの!ホラそこ空いてると家内、
コイツ(家内)以外に冷静だな、なんて思いながらハンドル切り直す私。
まばらの圧雪に転ばぬよう、足元見ながら二人で玄関に。



5日前その2 2016-02-01

午前には菩提寺の住職と打ち合わせ、葬儀屋さんも帯同して。
お布施のは金額が特に明示されているわけではない、
和尚曰く、いくらでも・・。

こちら側の提示額に、十分な額でございます、
和尚が頷く。お通夜は会館で、葬儀法要はお寺で、
日程は固まった。

午前の打ち合わせが終了して、午後から納棺。
始めて見た、納棺師のお仕事、納棺師は20代とも思えるイケメン。
何の縁があって、この若者が職としているのか? ふと思ったりした。

集まる親族の前で、静まる親族の前で、納棺の支度は進む。
これからこの支度に入ります、この支度の意味はこうです。
納棺師さんがその都度説明を入れてくれる、いちいち頷く親族。

これから、親族様のお手伝いをお願いします。
代わる代わるお手伝いする親族、最後に足袋をはかせ、終盤。
これから、髭をそります、髪型を整えます、生前の髪型はどんなでした?
遺影の通りにお願いします、家族からの声。

支度は整いました、これから納棺します、男手をお願いします。
納棺師さんから最後のお願いが・・。
頭側のお棺に枕がおかれる、男手6人で亡骸をささえお棺に収めた。

口々に言う、笑ってる(微笑)、笑ってるようなあ!
驚きである、
納棺師さんが事前にお顔を整えてくれていたのだ。

すごい技だなあと皆感心、お棺は自宅を後にお通夜会場へ。

おやまあ、只今、記事掲載中に、小学生孫のクラスが学級閉鎖になった
とのこと。
お母さんから迎えを頼まれました、文章を整える暇が
ございません。ご容赦!




5日前その3 2016-02-02

夕方になると、棺(ひつぎ)はお通夜会場に運ばれた。
祭壇、棺の周りには沢山の生花。
太い線香が焚かれ、両脇に大きな蝋燭が灯される。


運転免許証から拡大されたという遺影写真、早世に無念さが伝わって
くるような・・。
お通夜は明後日の夕方、息子と友達が今晩も亡骸と夜を共にする。


葬儀のお知らせ配付先、いわばご法事依頼者である近所・親戚の名簿
作りが始まる。
私に名簿をまとめろという、文字スタイルは金釘流、
それで良しという承知入りで。


周りのああだこうだと飛び交うご意見、一々確認しながらの作業。
父方、母方があって、中々面倒。


このお知らせ、早くにお配りすると、日程を間違ったりするという
配慮?から、
私的には早めが良いと思うも、お通夜の前日が良かろう
となった。
ご法事参列者がほとんど年配者という地域柄が垣間見えた。


合わせて、位牌、お骨、写真他を携える葬列表、お寺生花位置図、
弔電読み上げ順表などが同じ状況(ああだこうだの意見)で
作成されてゆく。
コピーを3部取り、1部は葬儀屋さん、残り2枚は
私と親族世話役の方が持った。


翌日、お知らせを道に詳しい同じ集落の親族の方と私で、
車・徒歩にて配付。
昼から2時間ほど掛かっただろうか。
しかし、どの家も、この朝に降った雪を綺麗に除雪している。

除雪せぬまま家を出た私が恥ずかしい。

役目を終え帰宅した私、家前では手作業で細々雪かきが施されていた。
ビニールハウス周りも爺さまが頑張ったようだ。除雪せぬまま家を出た
こと詫びながら、
さっそくトラクターにて本格除雪作業。
2時間ほど掛け終了。


この日の夕刻には遠路より故人の妹夫婦も駆け付けるという。
宿泊可能な会館で故人の息子とともに1夜を明かすという。

明日はお通夜、準備やらで朝から会館に集合しなければならない。
出来るだけ疲れを取らなければならない、早めに床につく。
が、中々眠れない自分だった。


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