荒掻き始まる・・・ほか３話

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荒掻き始まる　2016-05-09

田起こし終了。金肥も散布したし。
田んぼに水を入れ荒掻きが始まりました。
皆さんより一歩リードですね。

下流にある我が家の田んぼ。
皆さんと同じペースでやると水不足になります。
毎年、水が来ないので悩みの種でした。

土地改良区に文句言ったこともありました。
こんな状況のなか水利権の関係で今年からさらに少なくなる。
皆さんのペースからズラす工夫をしないとね。

だからもう荒掻き。
早え～なんて。水不足の心配もない上流では
これから田起こし、金肥散布が始まるところもあります。
この差ちょっと異様ですね。

水不足が落ち着く田植え時は、
皆さんと同じペースに戻すという訳。
さて、今年も飼料用米の田んぼを増やしました。
牧草地からの田んぼは漏水の連続です。

野ねずみの穴ですね。水が溜まらない溜まらないと思ってたら
下の田んぼに筒抜けになってたり。崖田の多い我が家の田んぼ。
早く手当しないと畦畔が崩れることもあります。

荒掻きしながら、トラクターを止めて時々点検です。
天気晴朗なれど風強し。


風に逆らって畦畔をよたよた歩きながらです。
トラクターのキャビン内は無風。
降りてこんなに風強いの？なんて思いながら。

午前中3枚掻きました。午後も3枚ほどは掛けるかな？



他人と比べる　2016-05-10

他人と比べるは不幸のはじまり。
じゃあ、誰と比べるんだい？
それは、昨日の自分と比較することさ。

それで、前進したなって思ったら御の字だぜ。
なんてスヌーピーの話から。

スヌーピーはこう言ってるんだね。
「配られたカードで勝負するしかないのさ。
それがどういう意味であれ」
深い言葉だねえ。

私どもはついつい他人と比べてしまって
自分というものが出来ない。
そして、困ったことに持ってないものを求めがち。

あの人は、頭がいいから、才能があるから・・・
あの人は、美人だから、ハンサムだから・・・
何でもそうだが「隣の芝は青く見える」なんてね。

我が家の例。隣の牧草畑の牧草は青く見える。
実際成長もいいし青いんだよ。コレどう説明するのよ！
事実を素直に認めろってことよ！ テが！

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飼料用米田の排水事件　2016-05-11

なかなか水が溜まらない。
牧草畑を新しく飼料用米の田んぼにしたせいだろう。
昨日の代掻き時には、それぐらいにしか思ってなかった。

ところがどっこい。直径15センチほどの塩ビパイプが鎮座。
ここから入水した分だけで排水されていたではありませんか。
発見は今朝。しまったあ。
いたずらされた。一晩流れていた勘定。

犯人は？ この下手くそな造作からして決まってる。
ジジ様がトラクターに乗って田んぼに向かってるぞ・・
なんて遠くから見ていたし。

ああ～、
これでせっかくの肥料分が流れてしまったよ。がっかり。
いたずらしては困ると言うも、当人は耳が遠いのでケロリ。

家内曰く、何度も繰りかえし言わなきゃダメよ。
そういうもんかねえと私。



本地面積の申告の日その9　2016-05-12

さて、色々あったが、結果を整理しておこう。
申告前の畦畔率は11.02パーセント
申告後の畦畔率は7.66パーセント

申告により3.36パーセント本地面積の増となった。
この差、例えば
飼料用米田んぼ10アールの補助額が8万円だとすると
約3千円の差がでる。田んぼ10枚だとすると3万円の差。

ちょっとセコイかな？ たった数万円されど数万円なり。
年金暮らしの私には大きい。この差、死活問題だぜ。

単年限りではなく
5年10年先とずっと影響してゆくのだからね。
今回、踏ん張った理由の一つでもある。

ちなみに全国平均畦畔率は5.7パーセントと聞く。
勿論、平坦地や傾斜地を混ぜての平均。
また、穀倉地帯などの平坦地は3.3～3.5パーセントと聞く。

それに比して我が家の畦畔率は、とんでもなく半端ないね。
いかに傾斜地水田であるかということ。
労力は畦畔の草刈など3倍かかるしね。

今回、当局（農業再生協議会）の
タブレット計測の要領が示さなかったようだし、
実際、これの要領があるのかも定かでない。
私からすれば周知に欠けていたとしか思えない。

プロセスを踏まずして乱暴としか言い様がないの思いだった。
使われた航空写真は秋起こし時のものと思われるし。
秋おこしは、大雑把に起こす。
これで計測されてはたまったもんじゃない。

田植え時には畦畔にスコップをいれて、
いくらかでも広く修正する。
今回の差は、スコップを入れた面積を計測してのもの。

合わせて減反の有効活用を推奨する農水省。
私もこれに参画するがのごとく飼料用米の取り組みだった。

この田んぼは、牧草畑から田んぼに
切り替えた年は畦畔を広くとる。
崖田のこともあり畦畔がもろいから、
それと野ねずみの穴対策もある。

そこを突然に切り込まれたという訳。
タイミングの悪さもあった。

来年は、畦畔の地固めもしっかりとなることから、
畦畔を切り詰めることができる。
また、計測して申告の要ありだね。
ホント疲れる！ やれやれだね。


セールスマンが米を買いに来た　2016-05-14

車のセールスマンがやってきた。
お米を売ってください。この言葉に思わずハア？？
前に、車をお世話になったお礼にとわずかばかり差し上げたお米。

味が全然違います。
家族で食べて、美味しいからあっという間になくなりました。
ぜひ、売ってください。

車を売りにきたのではなく、お米を買いに来たセールスマン。
一瞬理解が出来なかった。この人何言ってるのか。
動転するも頭の整理がつくと、残念！ 在庫不足です。

我が家の分、息子家族・娘家族・親類の分、その他少々。
昨年の収穫時30kg入れ36袋ほど確保したのですが、ギリギリです。
ありがたい話ですが、在庫がありません。丁重にお断り。

それでも諦めないセールスマン。
今年収穫したら、ぜひ売ってください。
熱心な姿に、セールスマンのカガミを見たような。
ただ、ほこ先が違うような気がするが。まっ、いいか。

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